2025年5月24日、プロ野球界に新たな歴史が刻まれました。東北楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄斗内野手(34歳)が、NPB(日本プロ野球)史上56人目となる通算2000安打を達成しました。この偉業は平成生まれの選手としては初めてのことであり、野球界に大きな衝撃を与えています。
この記念すべき2000本目の安打は、楽天モバイルパーク宮城で行われた北海道日本ハムファイターズとの試合中に飛び出しました。3番・一塁手で先発出場した浅村選手は、1回裏1死二塁の場面で右前適時打を放ち、待望の2000本目を記録。本拠地のファンから大きな祝福を受けました。
浅村選手は前日の23日の試合で1999本目の安打を記録しており、この日はあと1本という緊張感の中で打席に立ちました。しかし試合前のインタビューでは「もう普通にやるだけですね。残り1本でもシンプルに2000本目ってだけなんで。冷静にというか、あんまり意識せずにやりたい」と語っており、その言葉通り落ち着いたプレーで大記録を達成しました。
浅村栄斗選手の安打の歴史を振り返ると、2010年3月31日に福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初安打を記録。その後、2017年9月28日に1000安打、2021年6月10日に1500安打を達成し、そして今回の2000安打へと着実にキャリアを積み重ねてきました。
特筆すべきは、浅村選手が史上56人目の2000安打達成者となっただけでなく、王貞治氏に次ぐ7番目の年少記録保持者となったことです。また、大阪桐蔭高校出身者としては初めての名球会入りの資格を得たことも大きな話題となっています。
浅村選手は埼玉西武ライオンズ時代の2018年にはシーズン自己最高の175安打、127打点を記録し、チームのリーグ優勝に大きく貢献。同年オフにFA宣言をして東北楽天へ移籍しました。楽天移籍後も2020年と2023年には本塁打王に輝くなど、チームの主軸として活躍を続けています。
さらに浅村選手は、2015年8月8日から2025年5月18日まで実に1346試合に連続出場するという驚異的な記録も持っています。この連続出場記録はパ・リーグ新記録となる1144試合を突破し、最終的には歴代4位の記録として刻まれました。その「鉄人」ぶりも、多くのファンから敬愛される理由の一つです。
楽天球団としては、2015年に松井稼頭央選手が達成して以来、10年ぶり2人目の2000安打達成者となりました。チームにとっても記念すべき瞬間となったことでしょう。
今回の2000安打達成について、浅村選手自身は「2000本が現役最後なら意識しますけど、まだ最後ではないし、まだまだ高い目標を持ってやりたい」と語っており、今後もさらなる高みを目指す決意を示しています。
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浅村栄斗選手の今後の活躍にも、引き続き注目していきたいですね。