2025年6月、菓子業界の大手「亀田製菓」が改めて注目を集めています。トレンド入りの理由は、米国子会社Mary’s Gone Crackersの売却が発表されたことや、期間限定商品の新発売、そして堅調な業績推移など、複数の話題が重なったためです。
まず、事業面での大きな動きとして、亀田製菓は米国子会社Mary’s Gone Crackers(MGC)をカナダの食品会社Dare Foodsの子会社であるROSSEAU社に譲渡することを決定しました。亀田製菓は2012年からMGCを通じてアメリカの健康志向食品市場に参入してきましたが、原材料価格の高騰や事業環境の変化を受けて、経営資源の集中と米国戦略の再構築のため譲渡を決断したとされています。これにより、今後は強みのあるTH FOODS, INC.などへの経営資源の集中が加速するとみられています。
また、商品面でも新しい話題があります。亀田製菓は定番の「柿の種」に唐辛子やニンニク、ショウガのスパイスを加えた「164g 亀田の柿の種 辛旨ホットチリ」を6月末までの期間限定で発売しました。従来のピリ辛イメージにさらに刺激を加えたこの新商品は、発売直後からSNSでも「クセになる辛さ」「ビールに合う」と話題になっています。
さらに、2025年3月期の連結経常利益は前期比1.7%増の69.1億円と堅調な業績で推移し、今期の年間配当は1円増配の方針が発表されるなど、投資家からも注目されています。ただし、足元では原材料高や円安の影響もあり、利益率がやや低下している点も押さえておきたいところです。
創業75年以上、国内米菓業界のリーディングカンパニーとして進化を続ける亀田製菓は、今後もグローバル展開や新商品開発を通じて、より多くの消費者に「おいしさ」と「楽しさ」を届けてくれそうです。
ご自宅で手軽に楽しめる亀田製菓の人気商品を、Amazonでも多数取り扱っています。例えば、定番の「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」などは、ネット注文でまとめ買いにも便利です。
ぜひこの機会に亀田製菓の商品一覧から、お気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。