音楽業界の今を映し出す「Billboard JAPAN」の2025年上半期チャートが発表されました。今回の集計期間は2024年11月25日から2025年5月25日までとなっています。
総合ソングチャート「Billboard JAPAN Hot 100」では、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」が堂々の首位を獲得しました。この楽曲は2024年4月12日にリリースされ、アニメ「忘却バッテリー」のオープニングテーマとして使用されています。上半期チャートの集計期間中にも通算5回の首位を獲得するなど、長期間にわたって人気を維持し続けたロングヒット曲となりました。
2位にはロゼ & ブルーノ・マーズの「APT.」、3位にはMrs. GREEN APPLEの「ビターバカンス」がランクイン。特筆すべきは、Mrs. GREEN APPLEの楽曲がトップ5内に4曲もランクインしたことで、これは上半期チャートでは初めての快挙です。まさに2025年前半はMrs. GREEN APPLEの時代と言っても過言ではないでしょう。
アーティスト総合チャート「Artist 100」でも、Mrs. GREEN APPLEが1位を獲得。2位にback number、3位にVaundyがランクインし、4位には米津玄師、5位にはOfficial髭男dismと、日本の音楽シーンを代表するアーティストたちが名を連ねています。
ダウンロードソングチャート「Download Songs」では、米津玄師の「Plazma」が累計130,282ダウンロードを記録して首位に。米津玄師の根強い人気を改めて示す結果となりました。
また、「Hot Shot Songs」ではNumber_iの「GOD_i」が1位を獲得。Number_iはコメントで「本当に嬉しいです。応援してくれているiLYs、聴いてくれたすべての方に感謝しています」と喜びを表現しています。
UGCソングチャートでは、DECO*27の「モニタリング」が1位を獲得。DECO*27は「こんなにも『モニタリング』を楽しんでもらえて嬉しいです」とコメントし、ファンが作成した動画を見て自身も楽しんでいることを明かしています。
グローバルチャートに目を向けると、「Global Songs Excl. Japan」ではCreepy Nutsの「オトノケ」が上半期首位を獲得。「Bling-Bang-Bang-Born」に続くグローバルヒットとなっており、日本のヒップホップシーンが世界に広がりを見せていることを示しています。
Billboard JAPANのチャートは、配信やダウンロード数、動画再生、カラオケなど6種類のデータを集計・合算した総合音楽チャートです。多様化する音楽マーケットの動向をリアルに反映し、「今、本当に聴かれている音楽」が分かるチャートとして注目されています。
Mrs. GREEN APPLEの圧倒的な存在感、米津玄師やCreepy Nutsなどの活躍、そして新たなアーティストの台頭など、2025年上半期の音楽シーンは非常に多様性に富んでいます。今後も日本の音楽シーンがどのように発展していくのか、注目が集まります。
Mrs. GREEN APPLEのファンの方はもちろん、日本の音楽シーンに興味がある方は、彼らの音楽をチェックしてみてはいかがでしょうか。アニメ「忘却バッテリー」のオープニングテーマにもなった「ライラック」をはじめ、Mrs. GREEN APPLEの楽曲が収録された「Mrs. GREEN APPLE ベストアルバム」は、今年の音楽シーンを象徴する一枚と言えるでしょう。
Billboard JAPANの公式サイトでは、チャートの詳細や一部受賞アーティストの独占インタビューを含む特集記事も随時公開されているので、そちらもチェックしてみてください。2025年の音楽シーンの動向を知る上で、非常に参考になる情報が満載です。