2025年6月12日、日本の食卓に欠かせない存在「キユーピー」がトレンド入りしました。その理由は、長年親しまれてきたベビーフード・幼児食「育児食」全72品目の生産終了が公式発表されたからです。SNSでは「本当に残念」「思い出が詰まっている」と惜しむ声が溢れ、一躍注目を集めました。
キユーピーの育児食は、1960年の発売以来65年にわたり多くの家庭を支えてきました。近年は健康志向や共働き世帯の増加に伴い、手軽で栄養バランスの良い食品として根強い支持を得てきましたが、販売数量の低迷と原材料・エネルギー価格の高騰という厳しい市場環境が続いていました。商品継続のために設備投資や販売促進も重ねてきましたが、品質維持が困難と判断し、2026年8月末での生産終了を決めたとのことです。
この発表は、「キユーピー＝マヨネーズ」のイメージが強い中で、実は離乳食や幼児食の分野でも長く愛されてきた歴史を再認識させる出来事となりました。現在、家庭での手作りや他社製品への移行を悩む声も多く、子育て世代にとっては大きな転換点です。キユーピーは「今後も安心して購入できる期間を設け、次の選択肢を検討できるようにする」と発表しています。
一方、キユーピーは2025年でマヨネーズ発売100周年という節目も迎えています。卵黄タイプの濃厚な味わいは国内外のファンに支持され、健康志向の高まりに対応した卵不使用タイプや、サステナビリティに配慮した商品開発も進められています。
食卓に寄り添い続けてきたキユーピー。これからもマヨネーズをはじめ、時代の変化に応じた商品提案を続けていくでしょう。
ご家庭で定番の「キユーピー マヨネーズ」を改めて味わってみてはいかがでしょうか。
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