2025年、長年にわたり多くのファンに愛され続けてきた小野不由美さんの名作ファンタジー小説「十二国記」が、ついにミュージカル化されることが発表され、大きな話題となっています。特に最新情報として、シリーズ第一作『月の影 影の海』が舞台化されることが5月に発表され、主演の柚香光さんと加藤梨里香さんがWキャストを務めるという豪華なキャスティングも注目ポイントです。
「十二国記」とは、私たちが住む世界と、地図には存在しない異世界〈十二国〉を舞台にした壮大なファンタジーシリーズです。〈十二国〉の世界では、霊獣である麒麟が天意を受けて王を選び、その王が国を治めます。もし王が〈道〉を外せば国は乱れ、麒麟の命も危うくなる――という、政治と運命が複雑に絡み合う物語が、各国の王や市井の人々の視点で描かれています。
1991年に刊行された「魔性の子」から始まったこのシリーズは、1992年の「月の影 影の海」で本格的にシリーズ化。その後も多彩なキャラクターや深い世界観、重厚な人間ドラマで多くの読者を魅了してきました。2002年にはNHKでアニメ化され、2019年の新作長編『白銀の墟 玄の月』はオリコンランキング1位を獲得するなど、社会現象ともいえる盛り上がりを見せました。
2025年12月には日生劇場でミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』が開幕予定です。メインキャストのビジュアルも公開され、ファンの間で大きな期待が高まっています。また、2024年には「十二国記」アニメ設定画集も発売されており、山田章博さんが描く美麗なイラストやキャラクター設定画が話題となりました。
こうした新たなメディア展開をきっかけに、これまで「十二国記」を読んだことがない人にも、ぜひ一度この壮大な世界観を体験してほしいと思います。原作小説はもちろん、アニメ、画集、そして今後のミュージカルも楽しみですね。
もし「十二国記」シリーズの書籍や関連商品を探したい方は、以下のAmazon検索ページからチェックしてみてください。
十二国記関連商品一覧(Amazon)