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8月17日、札幌競馬場に集まったファンとSNSは、1頭の伏兵の”逆襲劇”に騒然となった。第61回札幌記念(G2)――主役は誰もが予想しなかった10番人気のトップナイフ。
レース序盤、後方に控えたトップナイフは、誰もが「やはり厳しいか」と見ていた。しかし、3角から怒涛の進撃。4角では内を突き、直線ではまるで神がかったかのような加速でライバルたちをなぎ倒し、残り50mで先頭へ。
ゴール板を通過した瞬間、ジョッキー横山典弘の左腕が高々と掲げられた。それは、3年越しの悲願達成の証。
2着は2番人気のココナッツブラウン、3着は13番人気のアラタ。3連単はなんと130万馬券という、歴史的な大波乱。
「夢を諦めるな」―この瞬間、競馬の神様がそう囁いたのかもしれない。
さらに注目すべきは、勝利ジョッキー横山典弘57歳。史上最年長での重賞制覇という新たな記録も生まれた。しかも同日、中京記念では息子・横山武史も重賞を制覇。「親子同日重賞勝ち」という前代未聞の快挙。SNSには「横山家の伝説」「競馬史に刻まれた日」の声が溢れた。
この日の札幌記念は、ただのGI前哨戦ではなかった。誰もが想像しなかったドラマが生まれ、馬券も、記録も、家族の絆も、すべてが”バズ”の渦となった。
「トップナイフありがとう」「競馬の神展開」「130万馬券ゲットした人、手を挙げて」…XもThreadsもお祭り騒ぎ。
逆境に立ち向かったトップナイフと横山典弘、そして横山家の物語は、この夏、競馬ファンの心に深く刻まれた。
レース映像をもう一度見返したくなる、そんな歴史的な一日だった。