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近年の音楽シーンで再び注目を集めている楽曲、「初恋サイダー」。2025年11月13日放送の「ベストヒット歌謡祭2025」では、乃木坂46の井上和、超ときめき♡宣伝部の吉川ひより、=LOVEの佐々木舞香、FRUITS ZIPPERの櫻井優衣、ME:IのTSUZUMIという、グループの垣根を越えた現役トップアイドル5人によるスペシャルカバーが披露され、SNSを中心に大きな話題となっています。
この「初恋サイダー」は、ハロー!プロジェクトのユニット「Buono!」——Berryz工房の嗣永桃子、夏焼雅、℃-uteの鈴木愛理によって2012年にリリースされ、清涼感のあるサウンドと等身大の恋心を描いた歌詞で、「アイドルソングの名曲」として長く愛されています。令和の時代に現役人気アイドルたちがリスペクトカバーすることで、楽曲が新たな世代へと受け継がれているのです。
今回注目を集めた理由は、SNS上での熱い反響だけでなく、ファン同士による“全面戦争”とも言える激論が巻き起こったことにもあります。本来、ハロー!プロジェクトの後輩アイドルがカバーするのが筋では、という意見や、各グループの代表的メンバーが揃ったことで「ビジュアル」「知名度」などを巡るファン同士の議論が勃発。しかし一方で、世代やレーベルの枠組みを超えたコラボレーション自体が「今のアイドル界の多様性・開かれた関係性」を象徴しているとの声も多く、改めて「初恋サイダー」という楽曲の懐の深さが示される形となりました。
ベストヒット歌謡祭の現場では、「テレビでこの曲を歌える機会がなかった」と語るオリジナルメンバー鈴木愛理も「令和になった今、歌番組で歌ってくれるのはとても嬉しい。曲がまた知ってもらえることに感謝」と、自身のXでコメントを寄せています。
今後、「初恋サイダー」のような“平成発・令和カバー”の流れは、アイドル界だけでなく広く音楽業界に波及していく可能性があります。多様なファン層が交差し、時代を超えて楽曲が再評価される動きは、今後もさまざまなコラボレーション企画や特別ユニットに発展するでしょう。最新の音楽シーンをキャッチアップするうえで、今の「初恋サイダー」現象は絶対に見逃せません。ぜひ一度、今回のスペシャルユニットによるパフォーマンスに目を通してみてください。

