エキサイトバイオが菊花賞で13番人気から躍進!今、競馬ファンの心をつかむ理由

2025年10月26日、京都競馬場で行われたG1・菊花賞で、13番人気という低評価だったエキサイトバイオが堂々の3着に入り、大きな注目を集めています。このサプライズは、ネットやSNSでも「エキサイトバイオ」が話題となり、競馬ファンの間で驚きと称賛の声が広がっています。

今回の菊花賞は、1番人気エネルジコと2番人気エリキングという実力馬が上位を独占する中、単勝82.6倍のエキサイトバイオが波乱を演出。実際、ベストポストでも「13番人気エキサイトバイオが3着に粘り込んだ」として、異例の健闘ぶりが取り上げられています。

なぜ今エキサイトバイオが注目されているのでしょうか。背景には、この馬が夏の福島でラジオNIKKEI賞を制してからクラシック最終戦である菊花賞に直行した異例のローテーション、そして伏兵ながらも自ら動いて勝負を仕掛ける積極的なレース内容がありました。管理する今野調教師も「血統的にこの距離でもいけると思っていた」とコメントし、厳しいレース展開の中でも粘り強さを発揮できる資質を評価しています。

レース展開では、エキサイトバイオは好位から徐々に押し上げ、2周目の3コーナー手前で2番手、直線に入ると早め先頭へ。残り200mでエネルジコに交わされたものの、後続の追撃をしのいで3着を確保。荻野極騎手も「この馬にしては気負っていたが、強いところを見せてくれた」とコメントし、今後の成長にも期待をにじませました。

この激走の背景には、春の主役馬(皐月賞馬ミュージアムマイル、日本ダービー馬クロワデュノール)が不在という構図もあり、「春に目立てなかった馬たち」の中から、夏以降に成長した馬が台頭する流れがありました。エキサイトバイオはまさにその象徴的な存在となり、多くの競馬ファンに新鮮な驚きを与えました。

今後の展望として、エキサイトバイオは「気持ちが落ち着けばさらに成長できる」と陣営も語っており、来シーズンの重賞戦線や古馬との対決でどんなパフォーマンスを見せるのか、期待が高まっています。今回の菊花賞で見せた積極的なレース運びや、厳しい条件下での粘りは、今後の活躍を占ううえで大きな材料となるでしょう。

エキサイトバイオの3着激走は、競馬の「何が起こるかわからない」醍醐味を改めてファンに伝えました。異例のローテーションや伏兵の台頭に興味を持った方は、ぜひこれからのエキサイトバイオの動向に注目してみてください。次なる舞台で、再び驚きを与えてくれるかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました