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エポカドーロは、日本競馬界で2018年の皐月賞(GI)を制した名馬として知られています。その名が今、競馬ファンの間で再び注目されています。2025年9月、アロースタッド(北海道新ひだか町)を退厩し、ヴェルサイユリゾートファームで功労馬として余生を過ごすことが発表されたからです。この動きは、SNSや競馬関連メディアでも大きな話題となっています。
なぜ今エポカドーロが注目されているのか
エポカドーロが話題となっている最大の理由は、「名馬の新たな門出」として功労馬へ転身するという、現役引退後の進路が決まったことです。アロースタッドの公式発表直後から多くのファンがそのニュースを共有し、特に2018年の皐月賞で見せた勝負強さや、GIレースでの活躍を振り返る声が相次いでいます。近年、名馬の引退後の生活や福祉に注目が集まっており、エポカドーロの「功労馬」としての新たな歩みは、競馬界全体としても大きな意味を持っています。
エポカドーロの歩みと最新動向
エポカドーロは2015年生まれの牡馬。父は三冠馬として名高いオルフェーヴル、母はダイワパッションという血統で、ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンが所有し、栗東の藤原英昭厩舎からデビューしました。2018年にはスプリングSで2着となり、皐月賞では7番人気ながらも見事に勝利。日本ダービーでは惜しくも2着と、トップクラスの実力を証明しました。その後は怪我や体調面の影響もあり、2019年の大阪杯10着を最後に競走馬生活を終了。2020年に正式に引退し、種牡馬としてアロースタッドで活躍してきました。
種牡馬としてのエポカドーロは、2021年から本格的に活動を開始し、2022年生まれの現3歳世代が初年度産駒。2025年の種付け料は30万円(受胎確認後)と、手頃ながらも名馬の血を継ぐ馬として期待を集めてきました。そして今回、アロースタッドを退厩し「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」で功労馬として余生を送ることが決定。近年はトランセンドやラニといった他の有力馬も同様の進路を辿っており、功労馬の在り方が見直されています。
今後の展望――功労馬としての存在価値
エポカドーロは今後、ヴェルサイユリゾートファームで功労馬として静かな余生を過ごします。近年、功労馬の福祉やその役割に対する社会的な関心が高まっており、エポカドーロのような名馬の余生にも多くの注目が集まっています。ファンが直接訪れて馬と触れ合える機会や、SNSを通じて近況が発信されることで、現役時代とは異なる形でファンとのつながりが続いていくことが期待されます。
また、種牡馬としての活躍も今後の産駒の走りによって再評価される可能性があり、エポカドーロの血統がどのように受け継がれていくかも注目されるでしょう。
まとめ――新たな門出を迎えるエポカドーロに注目
2018年の皐月賞を制した名馬・エポカドーロ。現役引退後は種牡馬として、そして今、新たに功労馬としての道を歩み始めます。生涯を通じて多くのファンに夢を与えてきたエポカドーロの「新たな物語」に、ぜひ今後も注目してみてください。